むさしの学園では、毎週1回、野川の時間というものを設けて、野川公園に出かけています。

 

私は、4・6年生の時に一緒に行くことが多いのですが、平日ということもあり、空いた野川公園で伸び伸びと過ごしている子ども達を見ると、本当に豊かな気持ちになります。

 

学園の創立者・佐藤藤太郎先生は、自然を一番の学び舎とし、緑豊かな武蔵野の地を探し求めた理想の地として、むさしの学園を創りました。

 

大正末期の武蔵野と令和となった今とで、大きな違いがあるのは当然ですが、野川公園で、思い思いに過ごしている子ども達を見ると、変わったように見えるのは周り・外部だけで、子ども自身は、何も変わっていないのではないか、という思いに駆られます。

 

今日は、6年生の男子が何人かでやっていた紙飛行機飛ばしを一緒にやり、その後、4年生の女子たちとおしゃべりをし、次に遊具にいた6年生の女子たちと話した後、6年生の男子たちと過ごしてきました。

 

人格の基盤を形成する小学生という時期、緑豊かな環境で過ごすこと、伸び伸びと好きに過ごすことは、とても豊かな経験なのではないかと、あらためて感じます。

<校長ブログ037>豊かな育ちの時間