むさしの学園小学校では、年に4回、児童や教師の文集を発行しています。

その冊子は、「田園の教育」と言います。

むさしの学園が大切にしている教育、そのものの名です。

 

表紙を開くと、主に創立者・佐藤藤太郎先生の文が掲載されています。

続いて教師の文、幼稚園児の文、小学生の文と続き、最後は学校の出来事の記録が載っています。

 

私自身、卒業生なので、田園の教育が配られると、

「僕の文は載ってるかな」

とまず探し、そして、友達の文を読み、他の学年の子の文を読んだのを覚えています。

 

担任をしている頃、妙に朝から落ち着かないな、という日がありました。

その時、ちょうど田園の教育が届いたので、配って、少し読む時間を取りました。

すると、雰囲気が打って変わって、一人一人が、真剣に田園の教育を開いていたのも思い出します。

 

自分の書いた文章が冊子となって発行されること、そして友達の文章も読むことができること、そのものに意義があります。

 

そして、保護者の方々にとっても、お子様だけでなく、クラスの子たちがどんなことを感じているか、他の学年にはどんな子がいるか、教師たちはどんな文を書くのかなど、実際に見学に来るのとは違った視点で、学園を知っていただく機会になります。

 

学園をご見学にいらした方々にも、見ていただくことができます。

関心がありましたら、ぜひ、お声がけください。

 

※田園の教育第1号(大正14年2月発行)

 

 

 

 

 

 

 

 

<校長ブログ031>児童や教師の文集を定期的に発行しています。