むさしの学園小学校では、今日から2学期が始まりました。

 

むさしの学園は、土曜日は行事日(行事の無い日は休校)となっています。

さっそく、上の写真のように、子ども達は、元気に走り回っていました。

お子さんを自然体で、のびのびと、過ごさせたいな、と考えていらっしゃる幼稚園・保育園児の保護者の方は、ぜひ、一度、見学にお越しください。

 

<始業礼拝>

聖書 ヨハネによる福音書 15章 1節から5

わたしはまことのぶどうの木、わたしの父は農夫である。わたしにつながっていながら、実を結ばない枝はみな、父が取り除かれる。しかし、実を結ぶものはみな、いよいよ豊かに実を結ぶように、手入れをなさる。

わたしの話した言葉によって、あなたがたは既に清くなっている。わたしにつながっていなさい。わたしもあなたがたにつながっている。ぶどうの枝が、木につながっていなければ、自分では実を結ぶことができないように、あなたがたも、わたしにつながっていなければ、実を結ぶことができない。

わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人の中につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである。

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いよいよ2学期が始まりました。2学期は今日から12月のクリスマス礼拝までです。こんなに長い2学期は、一言で言うと、「実りの秋」だと私は考えています。

 

例えば、毎日のようにいただくお米は、秋に刈り取ってお米にします。むさしの学園の校庭にある水田も、実りつつあるので、関心を持ってみるといいと思います。秋にはお米の他にも、いろいろな実ができます。そこで、「実りの秋」という言葉があるのです。

 

実るのは、植物だけではありません。皆さんの心や体にも、いろいろなものが実ります。例えば、運動の力です。これから、少しずつ涼しくなってきますから、練習もしやすくなります。頑張っているうちに、足が速くなっていたり、縄跳びが上手になっていたりすることに気づくかもしれません。

 

そして、勉強の面でも、きっと「実り」を感じることができます。毎日の学校の勉強を丁寧に、コツコツと続けていると、ある時、「あ~できるようになったな」と自分で思える瞬間がきます。

 

お友達との関係という面でも、「実り」はあるでしょう。今まで、そんなに親しくなかったり、あるいは、ちょっと嫌だなと思ったりしていた子と、仲良くなるチャンスがあるかもしれません。それは、本当にちょっとしたことがきっかけになるものなのです。ある日の休み時間、なんとなく誘われて入った遊びがきっかけで、友達との心の距離が近づく、ということは、決して珍しいことではありません。

 

一方、逆のことがあるかもしれません。あんなに練習したのに、結局、あの子に徒競走で負けた!とか、毎日毎日、勉強したはずなのに、テストの点数がどうも…とか、ある子と仲良くなったら、別の子と、何となく気まずくなってしまった、などということもあるかもしれません。

 

そんな時は、あまり嬉しくない結果ですから、自分には「実り」なんてない秋だと感じてしまうでしょう。しかし、後から振り返ってみると、実はそれが、「実り」だったということも、とても多いのです。ですから、この2学期に、皆さんのもとに起こることは、全て、今の皆さんに必要なこと、素晴らしい「実り」なのだと受け止め、私は応援しています。

2学期始業礼拝の話