聖書 マタイによる福音書 6章 34節
「だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。」

お話

いろいろあった一学期も今日で終わります。いつもと違っていたことばかりの一学期でした。

少し、振り返ってみましょう。

 

新型コロナウイルスの影響で、臨時休校が始まったのは、3月初めのことでした。まだ前の学年だった頃ですね。

4月、新しい学年に進級し、1年生は入学し、学校が再開するかと思いましたが、直前で休校が延びることになりました。

そして、5月のゴールデンウイーク明け、またも休校の延長になりました。

 

いよいよ6月1日、4か月ぶりに学校が再開しました。

長い休みの間、映像礼拝やZoomのクラスホームルーム、授業動画の配信などがありましたが、お互いに顔を合わせて、学校で会えることの大切さを感じています。

 

テレビ、新聞、インターネットなどメディアは、見れば不安な気持ちになる情報ばかりです。

「正しく恐れましょう」とは言うものの、何が本当に正しいのか、何が実は危ないのか、見る情報によって、違っていたりすることもあります。

また、人によっても、その受け止め方が大きく違います。

そんな不安定な中ですから、何とも言えない不安感、緊張感を心のどこかで持っているのではないでしょうか。

自分は平気、と思っていても、気が付かないだけで、心の奥にはそういう不安や緊張があっても不思議ではないと思います。

 

 

ですから、この夏休みは、少しでも心と体を休ませ、元気を蓄える期間にしてほしいな、と思います。

いつもの夏休みのようにはいかないことも多いでしょうが、それでも、学校から離れて、家族や大切な人とゆっくり過ごす時間は、皆さんにとって、かけがえのない、心の栄養になることと思います。

 

最後に、こうして無事に一学期を終えることができるのは、皆さん一人一人がしっかり、がんばったこと、先生方が一緒に過ごしてくださったこと、そして、おうちの人がいろいろな面で支えてくれたからだということを思い返しましょう。

休校期間中も含め、自分自身、先生方、おうちの方々、全ての力が合わさったおかげで、できたことだと思います。

感謝のうちに一学期を終えましょう。

 

二学期以降、また、どんなことが起こるのか、わかりません。

しかし、こうして私たちは力を合わせて、一学期を乗り切りました。だから、二学期も三学期も、この先も、乗り越えることができます。

一緒に力を合わせてがんばりましょう。

 

では、8月27日(木)に、皆さんと会えるのを楽しみにしています。

1学期終業礼拝の話