新年度が始まりました。

東京で、進級・入学といえば、桜のイメージでしたが、桜が卒業の象徴になってしまいそうなこの頃です。

 

むさしの学園の教育を木に例えるなら、根は聖書の教えです。

すべてはその上に成り立っています。

そして、幹を成すのが、緑豊かな、伸びやかな環境を第一の学び舎とすることと、教師と少ない人数の子ども達が魂から交わることを通して、それぞれの賜物を活かす学びをすることです。

 

これらの根幹は、学園を学園たらしめる、不変のものです。

樹齢100年となっても、200年となっても、この根幹に魂がこもっている限り、枝や葉を伸ばし、花を咲かせ、実をつけることができるでしょう。

 

学園元来の学びや活動は、昨今問題となっているコロナ疲れにも効果的かもしれません。

緑豊かな、伸びやかな環境は、子ども達の精神を安定させます。

問題の「密」も起こりづらいでしょう。

 

また、授業のような管理の下ではない、自由な、自主的な遊びは、子ども達の免疫力を高め、また、集中力にもつながる価値あるものです。

今年度も、野川の時間、外遊びを継続し、大切にします。

そして、従来通りとはいかないでしょうが、臨海学校も何とか実施したいと考えています。

 

そして、今後、学園でもタブレット等を用いた学びをおこなったり、中学受験など進路支援をより充実させたりするなど、時代の変化や求めに応じた取り組みにも、できることから挑戦していくつもりです。

 

まだ何かと制約もあるかと思いますが、少しでも、伸びやかな雰囲気、環境の下で、子ども達が自らの賜物に感謝して、自らの意思でそれを活かすことができるよう、教職員一同、力を合わせてまいります。

今年度も、どうぞよろしくお願いいたします。

 

<校長ブログ017>2021年度 始業のご挨拶